臥龍点睛‐がりょうてんせい‐
スクールカウンセラーだより 1号通信 (正しくは画龍)
はじめに
こんにちは、スクールカウンセラーの臥龍です。この度、保護者の方向けに「スクールカウンセラーだより」を出させて頂くことになりました。
「なんで、学校の問題がこんなに増えたんでしょうか?」スクールカウンセラーをやっているといろんな人によく聞かれます。
昔は、学校にこんなに問題は多くなかったと思います。では昔より今の親や先生は子どもたちを見ていないでしょうか?いえいえ、決してそんなことはないと思います。むしろ今ほど親や先生が子どもたちをよく見ている時代はないかもしれません。昔はもっとほったらかしだった。では、どうして増えたんでしょうか。答えは別のところにありそうです。なぜ増えたか。僕なりの答えをこのスクールカウンセラーだよりで、次回から少しずつお話していきたいとおもいます。
2つの誤解
今回は1号通信と言うことで、カウンセリングに対するありがちな誤解のお話を。
カウンセラーは魔法使い?
まずひとつめ。カウンセリングに対してとても好意的な印象をもってくれている方にありがちな誤解です。「カウンセラーに話せば、たちどころにどんな問題も解決する?」残念ながらそういう事はありません。世界一の頭脳やどんな手段を持ってしても、今学校で起こっている問題の全てをすぐに解決することはできません。もしできるなら、学校の問題はなくなっているでしょう。カウンセラーは魔法使いではありません。
カウンセラーに話しても、
なんにもならない?
むしろ、こっちの方が多いかもしれませんね。でもこれも誤解です。もしカウンセリングが何の役にも立たないんだったら、カウンセラーという仕事はなくなっているでしょう。全てのケースでお役に立てるというわけではありませんが、せめてお邪魔をしないように支援させていただきます。
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